ヴァニラ画報

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シリアルキラー展Ⅱ後期とおすすめクライム本

シリアルキラー展2の後期も7月17日(月・祝)まで、残すところあとわずかとなりました。

今展示は、HN氏の膨大なシリアルキラーコレクションを前後編に分け、2部構成でアートワークを始め、手紙や人物にまつわるコレクションを展示中です。

 

目を背けたくなる凶行を犯した殺人者たちの描く世界は、まるで見るものの心の淵を覗きこむような凄み、寂寥感、無常感、そして得体の知れないものと対峙した時のような緊張感に溢れています。

 

それぞれの凶悪犯罪者がどんな人生を歩んできたのか、どのような犯罪を行い、現在どのような状況であるかという、HNさんの詳しい解説を添えており、誰かが描いたただの一枚の絵、誰かに宛てた手紙、自宅の窓のかけらや、車の一部。それぞれの展示品の背景を目の前に提示されると、とたんに違った何かに見えてくる、不可思議な心の動きを体験できることと思います。

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展示にあたり、実際に起こった事件の時系列や、犯人の生まれ育ち等、資料として参考にした数々の本がありました。今回はその中の一部をご紹介いたします。

 

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◆世界犯罪百科全書 オリヴァー・サイリャックス(柳下毅一郎翻訳)原書房

 ジャーナリスト、フィルムプロデューサー、事務弁護士などの顔を持つオリヴァー・サイリャックス氏が書き下ろした、あらゆる犯罪に関わる事項を網羅した百科事典。特殊翻訳家であり、殺人研究家の柳下毅一郎さんが翻訳を手掛け、巻末の索引から、様々な犯罪にまつわる事項にコミットする事ができます。

かつて犯罪辞典に「傘」や「野菜」という項目があったでしょうか。あまり知られていない傘の使用方法は?襲撃に好都合な野菜は?ジェフリー・ダーマーの項目には、どんな言葉を並べるよりも、一言で氏の本質を突くような記述に唸ってしまいます。

思わず頬が緩むようなウィットとユーモアにあふれた文体は、一つの項目ごとにショートミステリーを読んでいるような不思議な感覚を味わえます。

 

  

◆現代殺人百科 コリン・ウィルソン+ドナルド・シーマン(青土社)

『殺人百科』に次ぐコリン・ウィルソンの著作。殺人方法、被害者の傾向、犯罪内容、犯行手段+社会的背景のある殺人や暗殺など分類別に、1960年以降に起きた、有名な殺人事件を網羅できる入門編としてどうぞ。

 

 

シリアルキラーズ プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実

ピーター・ヴロンスキー(青土社)

 シリアルキラーに2度遭遇した歴史家でジャーナリストであるピーター・ヴロンスキーが記したノンフィクション。ローマ時代の快楽殺人から、ジル・ド・レやエリザベート・バートリー、「切り裂きジャック」等の歴史的な殺人者、そして2000年代までの連続殺人の記録を紹介、そしてシリアルキラーを分類し、更に個々の事件に基づき、彼らの心理面から事件を探っていきます。プロファイリングを含む、現在の捜査方法や問題点まで、シリアルキラーについて多方向から知る事ができる1冊です。

終章には加害者と生き延びた被害者への面談に基づいた、シリアルキラーと遭遇した際に、逃げ延びる方法を記しており、詳しくは本作を読んでからのお楽しみですが、最終的にはこれしかないのだと色々と考えてしまいます。銃を枕の下に置いて体を鍛えるとか。あとはメリケンサックを常にはめるとか。

 

 

◆平気で人を殺す人たち 心の中に棲む悪魔 ブライアン・キング(イーストプレス)

 こちらは少し特殊な形の犯罪系書籍、殺人鬼たちの残した文章(メモや日記など)を編纂したものです。解説は少なく淡々と犯罪者の文章(時には肉筆で残されたものをそのままの形で)を紹介。それぞれの殺人鬼ごとに、高校時代のスクラップから、手紙(妄想や、おくすりの影響多数)、自白に至るまで丸ごと体感することができます。あまりに狂気じみたリズムを刻む文体、解読不可能なフォントに気が滅入ること間違い無し。

 

 

◆週刊マーダーズ・ケースブック(省心書房)

 印象的なCMが懐かしいこのシリーズ、1995年から2年間、全96 巻総ページ数3455ページという犯罪心理大百科です。

週刊で凶悪犯罪を犯した犯人の生い立ちや時代背景を含めて、事件が起こった過程や被害者の情報、逮捕から裁判にかけて、当時の写真や、図版なども盛り込み、1冊おおよそ30ページ前後の構成で詳しく事件を掘り下げます。一つの事件を詳しく知りたいそんな時、是非お勧めです。

少しだけお説教の香りも漂いますが、そんなこと内容の豊かさに比べたら、ねえ。

 

 

さて、連日、殺人犯の劇的な人生と家庭環境を追っているとダウナーな気持ちになるものです。

展覧会を見終わった後、 何かあたたかなものに触れなくては、心の均衡が保てない。いや、あたたかぐらいはもうだめ、アツい何かで揉んでほしい!

そんな方に個人的におすすめなのは洋泉社MOOK『激アツ!男の友情映画100』です。

 

男の友情詩『アラビアのロレンスイーストウッドおじいのシブい目尻に埋もれたい『グラン・トリノ』、大胸筋のマジックマイク『エクスペンダブルズ』から、アジア圏ではジョニー・トー監督作品を筆頭に、ホットな韓国男友情映画に新風が吹いた『新しき世界』、そして男の友情は種族を超える『猿の惑星:新世紀』まで、もう丁寧で胸揺さぶる解説!血湧き肉躍る名コピーの数々‼盛り沢山。暗く淀んでいた気持ちから一変、心の中で石川さゆりが「男の祭酒」を歌い始めるくらいまでに回復することができる1冊です。

 

こちらも皆様の心をあたためる為に無理矢理入荷リストにねじ込み、画廊の物販コーナーで取り扱っておりますので、気分一新したい方は是非! 

(田口)

 

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 ◆シリアルキラー展Ⅱ

後期展示(2017年6月13日(火)~7月17日(月・祝))
入場料:2,000円(限定パンフレット付)平日チケット無し・通常入場/土日祝チケット制(チケットは画廊サイトからのリンクページでご購入いただけます。)
展示室AB共通

http://www.vanilla-gallery.com/sk2017/second/

 

◆後期展示(2017年6月13日(火)~7月17日(月・祝)第二部)

平日/チケットなし(画廊受付で入場料をお支払いください。)
土日祝/チケット制(事前にチケットをご購入下さい。)

《展示一覧》
チャールズ・マンソン&ファミリー
ダニー・ローリング/ジェラルド・シェイファー
アーサー・ショークロス
ロイ・ノリス/ローレンス・ビテッカー
リチャード・ラミレス
エドワード・ゲイン
キース・ジャスパーソン
ゲイリー・レイ・ボールズ
女殺人鬼たち(ドロシア・プエンテ/アイリーン・ウォーノス/ローズマリー・ウエスト/キャロル・バンディ/ダナ・グレイ)
闇社会の住人達(クレイ兄弟/ヘンリー・ヒル/トーマス・ピテラ)

特別展示:ジョン・ウェイン・ゲイシーの油彩「もう一人のキラークラウン」

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唯一無二の傷  ー 森崎里菜展「dress」に寄せて

10月26日(月)より森崎里菜展「dress」が始まった。第二回ヴァニラ大賞で宮田徹也賞を受賞し、現在は大学院で人体彫刻の制作に取り掛かる森崎里菜の作品は多くは、一見してわかるように女性が傷を纏っている。顔面に大きな青痣を残している少女。首元から朽ちていく女性。また、バレリーナの美しい衣装を纏った少女像はその煌びやかなレースの下に、夥しいケロイド上の瑕を覗かせる。新作の中でも、白無垢をまとった花嫁と思しき女性像は、全ての歯が抜かれ、お歯黒の代わりに鮮血が彼女の口内を満たしている。

f:id:vanillagallery:20170704135754j:plain どれも言葉にすると凄惨な限りなのだが、森崎の作品に全く悲壮感は感じない。どの作品も口元は優しく微笑み、美しく自信に満ちている。そう、穏やかに自らの傷を誇っているかのように見える。森崎は大学在学中から、セラミックを使用した作品を制作・現在は大学院にて制作を続けている。今回の出品作は長く制作を続けている『Dress』と『S』いう作品シリーズの新作と、『Broom』と題された新シリーズである。

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●森崎:

傷痕がある女の子像を制作すると、DVや暴力がテーマかと問われる事があるのですが、私は傷自体が美しいものと思って制作をしています。私自身が怪我をすることがとても多くて、火傷のケロイドの痕を見ながら制作したり、ものもらいで目の手術をした時の記憶を思いだしたりしながら制作しています。身体改造も見るのは好きで、過去の『Dress』シリーズの中で、スカリフィケーションをモチーフにした作品も制作していました。広義の意味での身体装飾と、体を傷つけること。それに伴う痛み、そして美しい事とは何だろうかという事をテーマに、作品を制作しています。

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今回の個展では、『Dress』シリーズとは別の新作も2点展示しています。1点は焼き物の特性を生かしたシリーズで、火葬しても(窯の中に入れて焼いても)骨にならない女の子です。逆に火葬をすると、色をまとって綺麗になる作品です。

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もう一つは『Broom』と題したシリーズです。焼き物を制作すると、どうしても窯の中で割れてしまうものがあり、その割れを使用して制作しました。最初から内面が壊れているもの、そこから 現れる美しいものをテーマに制作しています。

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傷を付ける事と着飾る事、それが同義になるのは、唯一無二の存在であるという証を身体上、そして心に欲しているからだろうか。彼女達がとても穏やかに微笑むのが、答えのような気がする。

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森崎里菜展「dress」

▼10月26日(月)~10月31日(土) 入場無料 ヴァニラ画廊展示室B

唇を強く噛んだとき、瞼の裏を切ったとき、爪が剥がれて落ちるとき 

赤や青で身体を彩ることは、痛みの模倣なのではないか。

その疑問をテーマに、着飾る様々な少女像を展示いたします。

▼森崎里菜プロフィール

1991年生まれ。武蔵野美術大学卒業。着飾ること、傷つけること、痛いこと、美しいことについて、人体彫刻を制作中。

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2015/20151026b.html

 

 

「今、事の重大さに気付きました」~波磨茜也香展覧会特別インタビュー~

【波磨茜也香展覧会特別インタビュー】

ヴァニラ画廊にて2度目の個展を開催する波磨茜也香さんに、制作に関してお聞きいたしました。


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ヴァニラスタッフ・田口(以下、VST)今回のタイトルに付いて初めにお聞きできればと思います。「今、事の重大さに気付きました」

何か衝撃的なタイトルですが、個展のタイトルに付けたのは何か切羽詰っていたのでしょうか。

 

波磨(以下、波)

今年の3月に晴れて大学を卒業したのですが、まだ大学在学中にずっと先輩や先生から、

卒業した後の表現を「ほっぽり出される」と言われていたのですが、実感が全く無くて、

いざ自分が卒業してみると、その「ほっぽり出される」感覚が身に染みてわかったんです。

美術大学の特殊な環境や、学生の時は自分は「特別」という感覚があって、

絵を描く事は自信と誇りを持って描いていたんですが、社会に出るとあーただの人なんだなって。まだ卒業して間もないですが...。

その事に気が付きながら、焦りながらも、でも自分は絵を描かないと体が落ち着かないから、描き続けて生きていくわけなんですけれども。

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VST:その事の重大さに気が付いたわけですね。。

(波)気が付きながらも描き続けるのです。絵を描くのは生活の一部なので...。

 

VST:今回の個展では卒業制作から、卒業してからの作品を展示する形ですが、面白いシリーズ揃いですね。

(波)口内炎シリーズが一番新しい作品です。

6月頃にできた口内炎が痛くて痛くて、ちくしょうと思って自分のカメラで接写したんです。(笑)

それをパソコンで加工してみたらすごく綺麗で宇宙みたいだったんです。

 

VST口内炎がですか(笑)

(波)そう、口内炎がです。自分のインスタグラムに投稿もしましたよ。(笑)

VST:結構な衝撃画像ですよね。

(波)いや、でもこれがweb上で症例写真として、結構画像をアップしている人もいて、人それぞれで面白いのです。

口の中にできるものだから、他人にはその存在はわからないものなのですけれど、それが自分の作品に少し重なるような気がして。

毎日を楽しんでいるように見える可憐な女の子像の中に、色々な痛みとか苦しみとかを内包している感じでしょうか。

私自身も痛みながらも口内炎を楽しんでいる感じでした(笑)

VST:波磨さんの作品の中でも、内面と外面をテーマにした作品は多く見られますね。

(波)このシリーズは作品としては手探りで描きましたが、可憐な女性像の内面というのは、深く掘り下げたいテーマの一つです。

 

VST:他にも今回は色々なシリーズがありますが、波磨さんは色々な画像を収集して、その中の画像からインスパイアされて作品を描く事も多いとお聞きしました。

(波)その収集癖の原点は、思い返せば小学生の頃からなのですが、「モーニング娘。にはまったのがきっかけでした。

モー娘。に出会うまでは好きなものが周りに言えないくらい恥ずかしがり屋だったのですが、生まれて初めて自ら活動的に、ブロマイドや雑誌の切り抜き、写真集、新聞、漫画の切り抜きまで集め始めました。紙媒体のあらゆるものを集めて、初めてライブにも行って、ダフ屋が販売している公式ではないブロマイドは解像度が粗いとかも知りました(笑)

こんなに輝いていて可愛い女の子たちなのに、内面は外面と比例していないんだと感じたのもその頃です。

モー娘。って色々あったじゃないですか(笑)

 

その後、収集癖は少し収まるのですが、高校に入ってからはネットで画像を集め始めて...

 

VST:ネットの海は広大ですからね(笑)

(波)でもとある時期まではネットで集めた画像も自分でプリントしていたりしていました。(笑)

紙媒体のそこにある実感が嬉しくて収集していたので。

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VST:そうやって集め続けてきた女の子を描き続けているのですね。

(波)ただ、実際に集めた画像を見直すという事は実はあまり無くて、保存ボタンを押す瞬間までが最高に楽しくて、その後はどうでもよくなってしまうのです。だから今では脳内にスクラップしていく感覚ですね。

VST:その広大な脳内スクラップの中からどこかエッセンスを抽出して描く感じでしょうか。

(波)そうですね、そこに自分に起こった事柄も含めて描いていく感じです。

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VST:波磨さんの描く女の子たちは時としてグラビアっぽく感じるのはその収集癖からなのでしょうか。

(波)脳内スクラップからだと、男目線でも女目線でも無くて、集めている時、描いている時も含めて自分は全くの透明人間感覚なんです。

昔は憧れから、女性目線で女の辛さとかも描きこもうとしたこともあったのですが、いざ描いてみると性にあわないし自分にはないかなと。

女の子を描く事は解りやすく言うと、神視点から描いているような感じでしょうか。どこか遠くから見ているような感じです。

 

VST:だからこそ波磨さんの作品には、あっけらかんと突き放したような距離感と、それでいて女の子達のしっかり自立した目線の高さを感じるのかもしれません。

 

この展示にあわせてトークイベントも開催予定ですね。波磨さんのその収集癖の延長線上にあるインスタグラムの使い方を聞いて、都築響一さんが「間違ったインスタグラムの使い方だ!」と。(笑)今回は作品制作における画像収集からトークを広げていきたいとお聞きしました。少しさわりだけ聞かせて頂けますか?

(波)間違っているかな?(笑)インスタグラムは使ってみるととても面白くて...絶対的に笑顔の女の子の写真を追い求めている時に、

その中で、笑顔が群を抜いて可愛い女の子がいて、フォローせずに毎日ずっとハッシュタグを辿って検索掛けたりして、

そしたら彼氏が全然格好良くなくて(笑)毎日ストーキングしていると二人の日常が見えてきちゃう。そしてこちらでは脳内スクラップが始まるんです。

VST:間違った使い方です!(笑)

(波)それこそ先ほどのお話と一緒で、神視点で見ている感じです。

でも彼女の高校卒業を境に、彼女のインスタグラムの中から、彼氏の存在がどんどん薄くなっていって、二人の日常と彼女の生活が変わっていってしまうのが怖くて見なくなってしまいました。(笑)

 

VST:そうやって集めた画像がどのような形で制作に繋がるのか、波磨さんのiphone画像を投影しつつお聞きできると。

(波)都築さんがお隣にいて下さるから心強いです!

VST:間違ったインスタグラム講座ですね(笑)しかし、この新作と画像がオーバーラップして制作のお話を聞けるのはとても興味深いです。

(波)是非個展に足をお運び頂ければ幸いです。そしてトークショーも気負わずにお話したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

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'15/7/6 〜 7/18波磨茜也香展「今、事の重大さに気付きました」

 

初個展「私は非常に気分が良いです」を経ても尚、独断と偏見で妄想し制作し続ける波磨茜也香の第二回目の個展。

「学生」という肩書きが無くなって数ヶ月。自分の現状に気付いて無いようでやや気付き始めた波磨の独り善がりで大袈裟な私信。

妄想から生まれた毎日のびのびと健やかに過ごす少女達。

大判の油彩から音楽が聞こえてきそうな豊かなドローイングまで一同に展示をいたします。是非ご堪能下さい。

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2015/20150706b.html

 

 

 

展覧会特別トークイベント 波磨茜也香×都築響一

 

「波磨茜也香 今日の一枚 ~毎日誰かに有難う~」

 

7月17日(金)19時〜20時 展

 

覧会室B 入場料1,500円(ワンドリンク付)

定員25名(予約制ではありません。当日お並び頂いた順にご入場頂きます。)

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サァサァお入りなさい! 見世物小屋がやってきた!

8月26日(火)より「開封!安田興行社大見世物展」が開催しました。銀座8丁目の地下二階、怪しげなベロアの「入口」カーテンを潜り抜けると...

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安田興行社とは、岐阜県大垣市に本拠を置く、仮設興行の興行社(荷主)です。本展示では2代目・安田里美さんの時代に使用されていた絵看板・ネタに加え、当時の写真・映像を交え、当時の見世物小屋を彷彿とさせる構成になっています。

「たこ娘とかに男」「謎の人魚」「電気人間」、そのビザールなインパクトはもちろん、実際の見世物のネタを見せる呼び込みの為にも使用されていました。今回ヴァニラ画廊にて展示している大半の絵看板は昭和30年代、安田興行社初代・安田与七の時代に描かれた志村静峯の筆のものと推定されます。

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その全貌はヴァニラ画廊で、あなたの二つの眼に焼き付けて下さい。

会期中、展覧会を記念してイベントを2つ開催します。

★EVENTその1★緊急告知!伝説のたこ娘が復活?!

20年の封印を破り、蛸壺から情念に身を任せ這い上がるたこ娘をとくと見よ!

出演:アグネス・マトン(ゴキブリコンビナート

日時:8月30日(土)・31日(日)・9月6日(土)

12:00~17:00(8月30日のみ16:30まで)

こちらは入場料のみでご鑑賞いただけます。

 

★EVENTその2★ 都築響一 鵜飼正樹 特別トークイベント

日時:8月30日(土)17時〜19時

入場料2000円(1ドリンク付)

当イベントは予約制ではございません。当日、ご来場頂きました順にご案内致します(定員40名)。

※イベント当日の30日(土)は12時から16時半まで通常営業となり、16時半にはイベント準備の為、閉場いたします。

 

【展覧会概要】

開封!安田興行社大見世物展~ 国宝?珍宝?今ひらかれる、見世物王国の扉! ~

-協力-

安田興行社/鵜飼正樹/都築響一

2014年8月26日(火)〜9月6日(土) 

会期中無休・営業時間は展覧会サイトにてお確かめの上、ご来場下さい。

入場料1,000円お土産付

URL: http://www.vanilla-gallery.com/archives/2014/20140826ab.html

映像協力:ヴィジュアルフォークロア

ナタリー・ショウ「Forgotten Heroines」開催-仄暗いおとぎ話の姫君の真実のすがた-

ナタリー・ショウの新作展「Forgotten Heroines」がスタートいたしました。

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自ら撮り下ろした写真 を使用し、CGで制作を行うナタリー・ショウは、古典的なゴシックモチーフを使用しながらも、ともすれば偏りがちな表現になる事が多いこのモチーフを、ま るで生花を生けるように、瑞々しく作品内に展開します。ファッション雑誌や広告のカメラマンとしての仕事を多く手掛けている事が、後退しない鮮やかな現代 ゴシックの形を追求するナタリーの作品の一端を担っている事を感じさせます。

私たちのすぐ隣にいるヒロインたち、「アリ ス」、「サロメ」、「レダ」、「マダムマクベス」、「リリス」や童話、神話、古典の登場人物。彼女達はナタリー ショウの作り上げた衣装を纏い、舞台に立つと、決して表舞台では見せない、秘密めいた表情を浮かべます。ナタリーの若く瑞々しい耽美的感性が、圧倒的で新 しいゴシックビジョンの新たなるヒロイン像を私たちに提示してくれることでしょう。

 

その稀有な世界観を打ち出すナタリー・ショウに、特別にお話を伺いました。

◆今回のタイトルは「Forgotten Heroines」ですが、あなたの作品の女性像は、悲しい運命に身を委ねながらも、力強く凛としたヒロイン像を感じます。このタイトルに込められた意図を教えて下さい。

 

Natalie(以下N) 過去から現在まで、逆境や苦境を通ってきた女性たちの「強さ」「忍耐力」そして「忠誠心」に敬意を表して、この「Forgotten Heroines」というタイトルを付けました。

私は歴史的な服装や、昔のおとぎ話のヒロインたちに、現代的なシンボルやメタファーを結び付け、新たな一面を表現しました。

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(会場内も物語に迷い込んだかのような装飾が施されている/展覧会風景より)

◆ゴシックホラーや童話、神話などがあなたの作品の根幹にあるかと思いますが、その上で日本の目の大きな球体関節人形や、ゴシック&ロリータといった日本的な文化もかすかに感じる事があります。日本の文化から影響を受けたことはありますか?

 

N:はい、私の作品は日本の文化に影響を受けていると言えます。日本のアニメやサブカルチャーと呼ばれるスタイル、たとえばスイートなゴシックロリータなどが本当に好きです。

日本の女の子によるゴシックロリータアイテムは私に「不思議の国のアリス」をとても思い出させてくれます。(今回の展示でもアリスをモチーフにした作品は、ゴシックロリータの格好をしています。)

私はまた、日本とロシアの手作りの人形の大ファンです。

 

◆日本のファンに一言メッセージをお願いします。

N:ヴァニラ画廊での私の展示にお越し頂く全ての方に感謝しています!はるか遠く、地球の反対側の方々にも私の作品をお楽しみ頂けることは、私にとって沢山の意味があり、喜びです。どうぞ楽しんでくださいね。

 

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展覧会は~6月28日まで開催いたします。本邦初公開の最新作も展示販売、新しく制作した画集も販売しております。ナタリー・ショウの悪夢的幻想が濃縮した甘い蜜が滴るような不思議で残酷なおとぎ話。魅惑の世界に是非足をお運び下さい。

会期   ■ 2014年6月16日(月)~6月28日(土) 展覧会期中無休
会場   ■ ヴァニラ画廊 展覧会室A(〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-7 東成ビルB2F)
営業時間 ■ 月~木12:00~19:00
       金   12:00~20:00
       土・日12:00~17:00
入場料  ■ 500円 
展覧会URL■ http://www.vanilla-gallery.com/archives/2014/20140616a.html

ナタリーショウ

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リトアニアビリニュス)出身。
幼少時よりゴシックホラーや童話、ロシアの古典(ドストエフスキーゴーゴリ)、そして宗教的な彫像に影響を受けたナタリーのスタイルは、奇怪で不気味で ありながら、甘く密滴るような悪夢的幻想を、デジタルメディアを駆使し作品へと昇華します。 その創造力溢れる世界観は、アメリカ・フランスなど世界各国で注目され、フランスのヴォーグ誌やIsland Def Jam、 Ogilvy & Mather、 Sony BMG、等、音楽レーベルでも活躍しています。2011年にヴァニラ画廊にて日本初個展開催。

グディーン・グリーン写真展開催中!

2011年にヴァニラ画廊にて展示を行い、斬新でアンダーグランドなレズビアン・シーンを刻み込んだドイツのGoodyn Green(グディーン・グリーン)。アンドロジナスな女性のポートレート、ゲイポルノをオマージュし、性をユーモアで飛び越えていく前作は、多くの女性の心を捉えました。

今回、彼女が新作として発表するのは"The Log Book"と題されたシリーズです。

作品が到着して驚きました。

前作とはがらりと趣が変わり、恋人たちの穏やかで愛おしい時間がそこにはありました。

愛する人がいるならば、必ず共感する部分を感じる事ができるその写真作品。またしても性を軽やかに飛び越えるgoodyn greenの新作を是非ご堪能下さい。

 

"The Log Book"

"The Log Book"は、グディーン・グリーン自身が、被写体となるクィア女性の仮想的な恋人を演じ、その目で見る彼女達と自身との時間をドキュメンタリーのように 撮影した新作シリーズです。

「この"The Log Book"というタイトルは、ある種のカレンダーのように、モデルたちと私との恋人としての時間・私の(仮想的な)性的体験をリスト化したものを表現して います。

このアイディアは、私たちがよく目にする普通の男性が撮影した恋人の裸の写真(女性像)からインスピレーションを受けました。

女性が「女性の恋人」を撮影した写真はあまり目にすることがありません。私はその視点から新しいシリーズを制作しました。

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私が若いレズビアンだった頃に見たエロティックな写真は、全てストレートの女性を写したもので、私はその写真に満足した事はありませんでした。

モデルがストレートの女性では、その写真に対するエロティックな願望やファンタジーもあまり持つことが出来ません。

 

この体験から、この夢のある仮想ドキュメンタリーの中では、クィア女性を撮ることが私の中でとても重要な点となりました。

クィア女性によるクィア女性のためのこの作品を、全てのクィア女性に捧げたいと思います。

エロティックで甘美な夢をあなたの心にもたらすものであってほしいと願います。」

Goodyn Green

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会期   ■ 2014年6月2日(月)~6月14日(土) 展覧会期中無休

会場   ■ ヴァニラ画廊 展覧会室B(〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-7 東成ビルB2F)

営業時間 ■ 月~木12:00~19:00

       金   12:00~20:00

       土・日12:00~17:00

入場料  ■ 500円 同時開催中の「リーランド・ボブ展」もご覧いただけます。

URL    ■ http://www.vanilla-gallery.com/archives/2014/20140602b.html