ヴァニラ画報

ヴァニラ画廊 展示やイベント、物販情報などを随時発信していきます。

戸野塚はづき個展「優しい苦痛」作家インタビュー

 
 
昨年第五回のヴァニラ画廊大賞で大賞を受賞した戸野塚はづきさんの個展を現在開催中です。
受賞作から新作まで並ぶ展示では、痛みをより視覚的に感じさせる作品が並びます。
今回の個展について、戸野塚さんにお話を伺いました。
 
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ヴァニラ画廊(以下V) ヴァニラ画廊大賞の大賞作受賞、おめでとうございました。
戸野塚(以下T) ありがとうございます。
V 受賞時、戸野塚さんはまだ大学生でいらっしゃいましたが、何でこの公募をお知りになったのでしょうか。
T 当時日芸の学生だったのですが、大学のチラシ置き場に、コンペや企画展のチラシを置くスペースがあり、そこでこの公募がある事を知り、教授からも、あなたはこういうのが好きでしょうとお勧めされました。
 
V かなりニッチな公募ですが…笑
教授は戸野塚さんの作品を熟知していたのですね。
 
T そうですね。私がどういった作品を描くのか、よく知っている方です。笑
作品自体はヴァニラ画廊大賞に応募するという前提で、卒業制作としても描いていたので、大きい作品サイズで描きました。

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                               受賞作「苦しみと輪廻 巡る」 
 
 
V 審査の時も、大きさも相まってとてもインパクトが強く、審査員一同驚いていました。
審議を重ね、第五回のヴァニラ画廊大賞をこの作品にしようと、最後は皆一致して大賞に選んだ作品です。
 T とても嬉しかったです。選んで下さり、ありがとうございました。
個人的な事なのですが、ちょうど母が亡くなってすぐの事で落ち込んでいたので、とても励みになりました。
 
V そうでしたか。戸野塚さんの作品は、受賞作を含めて、視覚的に痛みを伴うものが多いですが、以前からこのような表現を行っていたのでしょうか。
T   昔は、自分の中の感情で不安が非常に大きな位置を占めていたので、痛みに気づくことがあまりなかったのですが、最近この痛みを表現したいと思う事が増えてきました。
 
私自身が実際に不安で苦しい状態を抱えていて、心の痛みや寂しさに耐えきれない事もあるのですが、
その状態が続くと、逆にそれらが心に寄り添ってくれるような感覚を覚える瞬間があります。
 
V 今回の個展のタイトルの『優しい苦痛』はそのようなイメージにつながっているのですね。
T 苦しい事や、生きづらさ、居心地の悪さに優しく寄り添えるようなイメージで、このタイトルを付けました。
 
V 作品内では、赤ちゃんが死に近い状態、または死が訪れた状態で描かれることが多いですが、作品内に描かれている赤ちゃんは、戸野塚さん自身でもあるという事でしょうか。

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T そうですね、そうであり、そうでもないとも言えます。自分を投影している部分もあるのですが、どこか心の中では線引きしている部分もあって、基本的には普遍的な存在として描いている感じです。
私は子供が非常に好きなのですが、だからこそ子供や赤ちゃんの苦しみは苦痛の表現に適しているのではと考えました。
 
V 絵を描き始めたのはいつ頃からでしょうか。
T 油彩を始めたのは、高校の頃からです。自分が苦しい状態の時でも、絵の世界なら何でもできてしまう。
ただ、その頃は自分が何を描きたいのか、真正面から向き合う事はあまりしていなくて、女の子とかを漠然と描いていました。
大学三年生の時に、ドローイングの課題が出て、イメージの羅列を描いた時から段々と作風が変化していきました。
 
V そして現在のような作品を描くようになったのですね。
死のイメージや痛みのイメージがぶれないですが、そのモチーフを描き続けるのは何か理由があるのでしょうか。
T これは自分自身の体験の一部でしかないのですが、先ほど話した通り、昨年の十月に母が、そして今年の三月に祖父が亡くなりました。
特に母は生前色々とあり、離れて暮らしていたのですが、ずっと病と闘っていて、生きるのに非常に苦しい思いをしていたようです。
母が亡くなった時に、私はやっと母はその苦しい思いの中から解放されたのだなと感じました。
 
その直後はどうしてもその姿が頭から離れなくて、骨や死体ばかりを描いていた時期もありましたが…。
自分自身も含めて、苦しみはいつか終わる、その先には死が待っていてもそれが希望になりうることもある。
悲しいだけではない、新しい始まりでもある。ただ単に死への希望ではなく、マイナスイメージの感情と寄り添っていく道もある、そういった思いを絵に託しています。
 

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V 確かに死と言っても、様々な形がありますよね。
T そうですね。身体機能が停止するだけが死ではなく、精神の死という事もありますよね。
私も中学生の頃なのですが、いじめられていた時期があり、家族も不仲で、記憶がごっそり抜け落ちている期間があって、その間の事を全く覚えていなくて、その期間の後から、家族や当時の担任に人格が変わったと言われた事がありました。
その時に、私は一度そこで形式的な死を迎えたのではと今は思うようになりました。
昔の自分が一度そこで無くなっても、絶望だけではなくて、新しい何かが自分に訪れるような感覚を覚えたからです。
 
よく、過激でグロテスクな絵を描くと言われるのですが、伝えたいことの本質は、孤独や苦しみに寄り添いたいという気持ちです。
会期中は会場におりますので、是非一度作品を見ていただければと思っています。(2017.8月24日)

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'17/8/22 〜 9/3戸野塚はづき展「優しい苦痛」
2011年より毎年開催する公募「第5回ヴァニラ画廊大賞」にて大賞を受賞した戸野塚はづきは、生きる苦しみと死による解放をテーマに制作を続けてきました。
「喪失や孤独など、様々な苦しみや痛みを美しいものとして昇華、肯定し、解放されるその時まで寄り添いたい」と語る彼女は、仄暗い物語性を含ませながら、真正面から人間の生と死の本質を掴もうと模索してきました。
受賞後初個展となる「優しい苦痛」では大作となる新作も発表し、無情な世界に幽かに映る希望の祈りのかたちを捉えます。
これからの活躍に期待が高まる新たな才能の開花を是非ご高覧下さい。
 
 
戸野塚はづき
生きる苦しみと解放をテーマに、赤ん坊を主なモチーフとして油絵作品を制作。

与偶人形作品展「フルケロイド ~FULLKELOID DOLLS~」与偶インタビュー

救いようのない感情から産み堕とされる、
心の幼きを止められた人形たち…

 

ヴァニラ画廊では、現在与偶の人形展を開催中です。

「人形作品」と一言で言っても、壊れそうなほど繊細なものから、粗削りでも存在感のある作品まで、その姿形は様々です。

その中で与偶さんの制作する人形作品は異質とも言っていいほど特徴的な姿をしています。

大きく引き攣れたような手足の指先、見開いた大きな瞳は、片方が閉じられ血の涙を流していますが、それらは、なぜだか痛々しくはなく、強い意思を持って立ち上がっているように見えます。

13年ぶりの個展となる与偶さんに、今回の展示に付いて、お話を伺いました。

 

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ヴァニラ画廊(以下V)今回のメインの作品は両目を開けていますね。
与偶(以下Y)この作品は大型の球体関節人形としては、一番新しい作品です。私が作る人形の両目は、それを作っている時点の自分の精神状態によって、開けるのか、伏せるのかが自然と決まります。私は人形を制作する際に下絵などは特に描かないので、このときも無意識的に両目を開けさせたんですね。

昔の作品は片眼をつむっている作品が多いですが、これは外界からの抑圧につぶされて、内面を見つめるために片目をとじているのです。もう片方の開いた目は、そんな悪い状況であっても戦うために、現実に目線を向けているのです。

こう片方の眼で、じっと物事を見ていて、片方はもう見ていられなくてつむってしまった状態。そのつむってしまった片方の眼からはダメージを受けて血が流れているんです。これは自分の身体に傷をつけ、溢れ出た血を直接筆に浸けたもので描いています。完成型では見えない部分、球体関節人形のがらんどうの各パーツの内側にも、自分の血を塗り込んでいる作品もあります。

人形の目…視線を第一に強調したいので、新たな一体を作り始める時も、先ず目の周辺から作り始めます。眼球は頭部を造形するときに最初に粘土に埋めてしまうんです。目の表情が決まると、人形の全体像がおのずと見えてくる。目と表情が先ず出来てから、全身像を作り上げていくのが私のやり方です。

 

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V 与偶さんの作品は歯もとても特徴的ですね。
Y 普通の歯ではないんですよね、こう、牙のような…食いしばるような、何か切り裂くものを持たせる意味合いです。
最新作の子はその牙の代わりにハサミを持たせています。

今回の個展は、私が高校生の時分に一番初めに制作した球体関節人形も展示しているのですが、その頃はネットの記事で読み知った通り、原寸大の下図を描いてから、発泡スチロールを一回り小さく削り出し、そこに石粉粘土を薄く盛って作っていますから、非常に軽量です。
最近は、発泡スチロールを芯にはしていても、直感的に盛り削って、途中でフォルムを大きく変えたりもするので、粘土の厚みが増して、かなり重たい人形になっていますね。

 

V 球体関節人形作品と一緒に、フィギュア作品も今回多く出品いただいております。
Y フィギュア作品もまず初めに顔を作ってから全体を造形していきます。オーブンで熱硬化させる樹脂粘土で制作しているのですが、自宅にオーブンが無かったときは、代わりに髪を乾かすために使うドライヤーの熱を当てるという自己流のやり方で作っていました。

V 与偶さんにとって球体関節人形と、フィギュア作品はどう作り分けているのですか?
Y フィギュアは私の内面のおとぎばなしの断片で作られています。周辺までストーリーを作り込みたいので、背景やベースも作っています。

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 V 今回の展覧会タイトル・作品集のタイトルになった「フルケロイド ~FULLKELOID DOLLS~」にはどういった意味が込められているのでしょうか。

Y 「ケロイド」とは傷ついた証であり、ケロイド状態になっているということは、その傷が塞がって医療的、外科的には治ったとしても、痕跡と心の傷は消えずに残っているわけです。
私はその苦痛を背負いながら生きていく、生き抜いていく、たとえ、心と身体のすべてがケロイドで覆われていても…と言う意味合いの造語が「フルケロイド」なのです。

 

V 最後に、与偶さんに、今回の個展について、お客様に伝えたいメッセージを入れていただければと思っております。
Y たとえ晴れることのない暗闇の中の世界に生きていても、暗闇からでも得られる自分自身のおとぎ話を心のよりどころにしてほしい。死に魅せられていても、様々なものから抑圧されても、抗う人形、戦い続る人形、生き続ける人形…「フルケロイド・ドールズ」という名の、命の塊を感じてください。
(2017.8.12)

 

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今回の個展では、インタビューに登場した高校時代の初めて製作した球体関節人形から、最新作まで、作りためてきた52作品が並び、サイン入りの作品集の販売もございます。
会期は今週20日(日)まで、この貴重な展覧会をどうぞお見逃しなく。

 

与偶 人形作品展「フルケロイド ~FULLKELOID DOLLS~」
http://www.vanilla-gallery.com/archives/2017/20170808a.html

2017年8月8日(火)~8月20日(日)
営業時間・月曜日~金曜日12:00~19:00
土日祝、最終日:12:00~17:00
※日曜日も営業いたします。

入場料500円


Yogu Doll Works Exhibition "Full Keloid ~ FULLKELOID DOLLS ~"
Dates - August 8 (Tue) - August 20 (Sun) in 2017
Business hours · Monday - Friday 12: 00 ~ 19: 00
Saturday, Sunday and public holidays, last day: 12: 00 ~ 17: 00
※ We will open on Sunday.

 

 

 

髙橋美貴個展「Limbo-辺獄-」インタビュー

髙橋美貴個展「Limbo-辺獄-」特別インタビュー

 2017/07/20~8/6の期間で個展を開催中の髙橋さんは、長年ゲームクリエーターとして活躍してきた確かな技術力と、卓越したイマジネーションで、心的現実と世界の中を揺らぎながらも、永遠の静寂と忘却のかたちを描き出してきました。

その創作に関して、髙橋さんにお話を伺いました。

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ヴァニラ画廊(以下:V) 今回初めての個展という事で、先日会場にご家族の皆様がお見えになっていた際に、昔からこういったものを描いていたとお伺いいたしました。

髙橋美貴(以下:T) こういったもの…笑  物心が付いたころから、絵を描いていた記憶はあるのですが、描いているものは全く意識していなくて、幼い頃は普通に漫画やアニメ等を真似して描いていました。今でもメーテルは何も見なくても描けます。笑

ただ、小学生の頃自宅の隣が本屋さんでよく通っていて、礼儀的に立ち読みはできなかったので、おこづかいを握りしめて、漫画の単行本の表紙を真剣に吟味して選んだのが魔夜峰央先生の『ラシャーヌ!』でした。

魔夜峰央先生の絵に心惹かれるものがあったのだと思います。『ラシャーヌ!』もその後に買った『パタリロ!』も怪奇ものではなかったのですが、たしか『ラシャーヌ!』の巻末に『二口女』が載っていて、それにすごく惹かれたのも覚えています。

 

V 数ある単行本の中から魔夜峰央先生を選ぶという、審美眼!

髙橋さんの原点がそこにあるのかもしれませんね。

その後、高校から美術を専攻されたという事ですが、本格的に美術を学ぼうと思ったのは何かきっかけがあったのでしょうか。

 T 祖父が彫刻家で(注1)、一緒に住んでいた頃は自宅にアトリエがあり、毎週一緒に日曜美術館を見て、祖父が読み終わった芸術新潮等を読んでいました。

その影響で、当たり前のように自分の進学する道は美術だと思っていました。

今は閉校してしまったのですが、都立芸術高校に入学し、当時は日本画を専攻したいと思っていたのですが、祖父から美術を職業にする難しさをアドバイスされ、デザイン科に進むことになりました。

実際、デザイン科では色々な事を教えてくれ、油彩から彫刻まで幅広く学ぶことができました。

 

 

V その後は武蔵野美術大学のデザイン科に進学されたのですね。

 T やはり高校時代に学んだことを中心に、その上でデザインや広告の分野にも強く関心を持っていました。同時にCGの面白さにも触れ、引き続きデザイン科を選びました。

アルバイトではデザイン事務所でMacを使える所を選んだり、新しい技術を色々と学びました。

大学では、多少ですが、映像制作なども行っていて、その中で色々とダークテイストなものを制作していました。

当時マックス・エルンストの『百頭女』に影響を受けて、そういったモチーフのコラージュを制作して動かしていました。

 

V モチーフの選び方が、実に高橋さんらしいですね!

T 暗いものを…笑

実際、アングラ系の同級生がすごく気に入ってくれて、その映像作品は最終的にはドイツの映画祭まで旅立っていきました。

 

V その映像作品は是非拝見したいです!

 その後はゲームクリエイターとして就職し、様々なゲームの制作に関わってきたとの事ですが、いわゆるダークテイストなものが多かったのでしょうか。

 T いや、仕事なので、ダークテイストのみという事はまるでなく、様々なジャンルを制作していました。

ホラーをやりたいというこだわりはまるでなくて、『サイレン』に関わったのも、たまたま自分のスケジュールが空いていて、ホラーゲームを作っているチームの仕事に関わったという形です。

ただ、幸運なことに、一番初めに描いた屍人が、ディレクターの求めていたものだったという話です。

 

V 屍人は本当に恐ろしかったです。全世界にトラウマを残した作品だと思います…。

当時はお仕事と作品制作を共にやっていた形でしょうか。

 T いや、社会人になってからはオリジナルなものを作って発表するという事はしていなかったです。

特に『サイレン』を制作していた時は、そこで自分の表現としては満足してしまった部分があるのかもしれません。

ただ、その後の仕事でホラー的な要素のあるものがあまり無く、何となく寂しい気持ちになって、漠然と絵を描いてみようかなと思いました。

 

V オリジナル作品は当初CGで描いていたのですね。

T そうですね。仕事でCGを使用していたので、その流れでCGで描いていました。ただ、展覧会などに出品する際に、どうしてもアナログで描いた作品の方に力強さを感じてしまいました。

 

V そこから鉛筆で制作を始めたという形でしょうか。

T アナログで描く際に、当時一番使っていたのが鉛筆だったので使いやすいということと、気軽に構えずに描けたという事から使っていました。

 

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                     「夜明け前」鉛筆画

 

 

そしてその後、日本画を習い始めました。

高校のデザイン科で唯一授業が無かったのが日本画で、どういう絵を描いていこうかと振り返った時に、自分が影響を受けていたのは日本画が多かったからです。

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            「私は何処へも行ける」絹本着色 黒箔

 

 

V 実際にどういった作家に影響を受けていたのでしょうか。

T 竹内 栖鳳や、甲斐庄 楠音には強く影響を受けました。先ほどお話したのですが、祖父と一緒に見ていた日曜美術館の甲斐庄特集の時には、何だこの画家は!って。笑

 

V 今回の個展では、CG作品から鉛筆画、そして日本画まで多彩な作品が揃っていますが、根底にあるテーマは一貫していて、甲斐庄 楠音の根底にある澱のようなものと、髙橋さんの作品には何か通じるものがあるように思います。

 

T 何かしらずっと頭の中にある場所を描いている感じです。

今回リリースでメインに使用した「辺獄₋Linbo-」も、こういった場所に揺蕩って、こういう景色を見ているイメージがずっと頭の中にありました。

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                            「辺獄₋Linbo-」鉛筆画

 

V これはこの巨大な頭の持ち主の視線から見ているような感覚でしょうか、それともこの不思議な光景を外から見ているようなイメージでしょうか。

T 不思議なことにどちらの目線もある感じです。

個展を開催するにあたって、自分はずっとこの世じゃないもの、でも天国でも地獄でもなく、罪や救いがある神様がいる世界ではなく、誰からも裁かれない心地が良い自由な空間を描きたかった。

 

V よく髙橋さんの作品は死のイメージやダークなモチーフが多いイメージがありますが、それがネガティブな形ではなくなぜか心地よく、不思議なことに恍惚さえ感じますが、今のお話を伺い、合点がいきました。

 T 明るい、暗いという事ではなく、清濁全てが混ざり合って溶けていくような、境界線を越える表現を今後も続けていきたいと思っています。

(2017年7月21日)

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注1髙橋美貴さんの祖父は、彫刻家の赤堀信平氏

 

 

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                「朝、雷鳴」Photoshop

 

www.vanilla-gallery.com

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髙橋美貴プロフィール

東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。
ソニーインタラクティブエンタテインメントにアーティストとして在籍。
日本を舞台にしたホラーゲームシリーズで屍人・闇人のデザインに携わる。
2014年よりオリジナル作品の発表を開始。同年Behance Wacom賞受賞。
2016年 ヴァニラ画廊大賞展参加、幽霊画廊Ⅲなど

 

 

 

 

シリアルキラー展Ⅱ後期とおすすめクライム本

シリアルキラー展2の後期も7月17日(月・祝)まで、残すところあとわずかとなりました。

今展示は、HN氏の膨大なシリアルキラーコレクションを前後編に分け、2部構成でアートワークを始め、手紙や人物にまつわるコレクションを展示中です。

 

目を背けたくなる凶行を犯した殺人者たちの描く世界は、まるで見るものの心の淵を覗きこむような凄み、寂寥感、無常感、そして得体の知れないものと対峙した時のような緊張感に溢れています。

 

それぞれの凶悪犯罪者がどんな人生を歩んできたのか、どのような犯罪を行い、現在どのような状況であるかという、HNさんの詳しい解説を添えており、誰かが描いたただの一枚の絵、誰かに宛てた手紙、自宅の窓のかけらや、車の一部。それぞれの展示品の背景を目の前に提示されると、とたんに違った何かに見えてくる、不可思議な心の動きを体験できることと思います。

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展示にあたり、実際に起こった事件の時系列や、犯人の生まれ育ち等、資料として参考にした数々の本がありました。今回はその中の一部をご紹介いたします。

 

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◆世界犯罪百科全書 オリヴァー・サイリャックス(柳下毅一郎翻訳)原書房

 ジャーナリスト、フィルムプロデューサー、事務弁護士などの顔を持つオリヴァー・サイリャックス氏が書き下ろした、あらゆる犯罪に関わる事項を網羅した百科事典。特殊翻訳家であり、殺人研究家の柳下毅一郎さんが翻訳を手掛け、巻末の索引から、様々な犯罪にまつわる事項にコミットする事ができます。

かつて犯罪辞典に「傘」や「野菜」という項目があったでしょうか。あまり知られていない傘の使用方法は?襲撃に好都合な野菜は?ジェフリー・ダーマーの項目には、どんな言葉を並べるよりも、一言で氏の本質を突くような記述に唸ってしまいます。

思わず頬が緩むようなウィットとユーモアにあふれた文体は、一つの項目ごとにショートミステリーを読んでいるような不思議な感覚を味わえます。

 

  

◆現代殺人百科 コリン・ウィルソン+ドナルド・シーマン(青土社)

『殺人百科』に次ぐコリン・ウィルソンの著作。殺人方法、被害者の傾向、犯罪内容、犯行手段+社会的背景のある殺人や暗殺など分類別に、1960年以降に起きた、有名な殺人事件を網羅できる入門編としてどうぞ。

 

 

シリアルキラーズ プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実

ピーター・ヴロンスキー(青土社)

 シリアルキラーに2度遭遇した歴史家でジャーナリストであるピーター・ヴロンスキーが記したノンフィクション。ローマ時代の快楽殺人から、ジル・ド・レやエリザベート・バートリー、「切り裂きジャック」等の歴史的な殺人者、そして2000年代までの連続殺人の記録を紹介、そしてシリアルキラーを分類し、更に個々の事件に基づき、彼らの心理面から事件を探っていきます。プロファイリングを含む、現在の捜査方法や問題点まで、シリアルキラーについて多方向から知る事ができる1冊です。

終章には加害者と生き延びた被害者への面談に基づいた、シリアルキラーと遭遇した際に、逃げ延びる方法を記しており、詳しくは本作を読んでからのお楽しみですが、最終的にはこれしかないのだと色々と考えてしまいます。銃を枕の下に置いて体を鍛えるとか。あとはメリケンサックを常にはめるとか。

 

 

◆平気で人を殺す人たち 心の中に棲む悪魔 ブライアン・キング(イーストプレス)

 こちらは少し特殊な形の犯罪系書籍、殺人鬼たちの残した文章(メモや日記など)を編纂したものです。解説は少なく淡々と犯罪者の文章(時には肉筆で残されたものをそのままの形で)を紹介。それぞれの殺人鬼ごとに、高校時代のスクラップから、手紙(妄想や、おくすりの影響多数)、自白に至るまで丸ごと体感することができます。あまりに狂気じみたリズムを刻む文体、解読不可能なフォントに気が滅入ること間違い無し。

 

 

◆週刊マーダーズ・ケースブック(省心書房)

 印象的なCMが懐かしいこのシリーズ、1995年から2年間、全96 巻総ページ数3455ページという犯罪心理大百科です。

週刊で凶悪犯罪を犯した犯人の生い立ちや時代背景を含めて、事件が起こった過程や被害者の情報、逮捕から裁判にかけて、当時の写真や、図版なども盛り込み、1冊おおよそ30ページ前後の構成で詳しく事件を掘り下げます。一つの事件を詳しく知りたいそんな時、是非お勧めです。

少しだけお説教の香りも漂いますが、そんなこと内容の豊かさに比べたら、ねえ。

 

 

さて、連日、殺人犯の劇的な人生と家庭環境を追っているとダウナーな気持ちになるものです。

展覧会を見終わった後、 何かあたたかなものに触れなくては、心の均衡が保てない。いや、あたたかぐらいはもうだめ、アツい何かで揉んでほしい!

そんな方に個人的におすすめなのは洋泉社MOOK『激アツ!男の友情映画100』です。

 

男の友情詩『アラビアのロレンスイーストウッドおじいのシブい目尻に埋もれたい『グラン・トリノ』、大胸筋のマジックマイク『エクスペンダブルズ』から、アジア圏ではジョニー・トー監督作品を筆頭に、ホットな韓国男友情映画に新風が吹いた『新しき世界』、そして男の友情は種族を超える『猿の惑星:新世紀』まで、もう丁寧で胸揺さぶる解説!血湧き肉躍る名コピーの数々‼盛り沢山。暗く淀んでいた気持ちから一変、心の中で石川さゆりが「男の祭酒」を歌い始めるくらいまでに回復することができる1冊です。

 

こちらも皆様の心をあたためる為に無理矢理入荷リストにねじ込み、画廊の物販コーナーで取り扱っておりますので、気分一新したい方は是非! 

(田口)

 

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 ◆シリアルキラー展Ⅱ

後期展示(2017年6月13日(火)~7月17日(月・祝))
入場料:2,000円(限定パンフレット付)平日チケット無し・通常入場/土日祝チケット制(チケットは画廊サイトからのリンクページでご購入いただけます。)
展示室AB共通

http://www.vanilla-gallery.com/sk2017/second/

 

◆後期展示(2017年6月13日(火)~7月17日(月・祝)第二部)

平日/チケットなし(画廊受付で入場料をお支払いください。)
土日祝/チケット制(事前にチケットをご購入下さい。)

《展示一覧》
チャールズ・マンソン&ファミリー
ダニー・ローリング/ジェラルド・シェイファー
アーサー・ショークロス
ロイ・ノリス/ローレンス・ビテッカー
リチャード・ラミレス
エドワード・ゲイン
キース・ジャスパーソン
ゲイリー・レイ・ボールズ
女殺人鬼たち(ドロシア・プエンテ/アイリーン・ウォーノス/ローズマリー・ウエスト/キャロル・バンディ/ダナ・グレイ)
闇社会の住人達(クレイ兄弟/ヘンリー・ヒル/トーマス・ピテラ)

特別展示:ジョン・ウェイン・ゲイシーの油彩「もう一人のキラークラウン」

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ヴァニラ画報

ヴァニラ画報を移行しました。

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唯一無二の傷  ー 森崎里菜展「dress」に寄せて

10月26日(月)より森崎里菜展「dress」が始まった。第二回ヴァニラ大賞で宮田徹也賞を受賞し、現在は大学院で人体彫刻の制作に取り掛かる森崎里菜の作品は多くは、一見してわかるように女性が傷を纏っている。顔面に大きな青痣を残している少女。首元から朽ちていく女性。また、バレリーナの美しい衣装を纏った少女像はその煌びやかなレースの下に、夥しいケロイド上の瑕を覗かせる。新作の中でも、白無垢をまとった花嫁と思しき女性像は、全ての歯が抜かれ、お歯黒の代わりに鮮血が彼女の口内を満たしている。

f:id:vanillagallery:20170704135754j:plain どれも言葉にすると凄惨な限りなのだが、森崎の作品に全く悲壮感は感じない。どの作品も口元は優しく微笑み、美しく自信に満ちている。そう、穏やかに自らの傷を誇っているかのように見える。森崎は大学在学中から、セラミックを使用した作品を制作・現在は大学院にて制作を続けている。今回の出品作は長く制作を続けている『Dress』と『S』いう作品シリーズの新作と、『Broom』と題された新シリーズである。

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●森崎:

傷痕がある女の子像を制作すると、DVや暴力がテーマかと問われる事があるのですが、私は傷自体が美しいものと思って制作をしています。私自身が怪我をすることがとても多くて、火傷のケロイドの痕を見ながら制作したり、ものもらいで目の手術をした時の記憶を思いだしたりしながら制作しています。身体改造も見るのは好きで、過去の『Dress』シリーズの中で、スカリフィケーションをモチーフにした作品も制作していました。広義の意味での身体装飾と、体を傷つけること。それに伴う痛み、そして美しい事とは何だろうかという事をテーマに、作品を制作しています。

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今回の個展では、『Dress』シリーズとは別の新作も2点展示しています。1点は焼き物の特性を生かしたシリーズで、火葬しても(窯の中に入れて焼いても)骨にならない女の子です。逆に火葬をすると、色をまとって綺麗になる作品です。

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もう一つは『Broom』と題したシリーズです。焼き物を制作すると、どうしても窯の中で割れてしまうものがあり、その割れを使用して制作しました。最初から内面が壊れているもの、そこから 現れる美しいものをテーマに制作しています。

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傷を付ける事と着飾る事、それが同義になるのは、唯一無二の存在であるという証を身体上、そして心に欲しているからだろうか。彼女達がとても穏やかに微笑むのが、答えのような気がする。

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森崎里菜展「dress」

▼10月26日(月)~10月31日(土) 入場無料 ヴァニラ画廊展示室B

唇を強く噛んだとき、瞼の裏を切ったとき、爪が剥がれて落ちるとき 

赤や青で身体を彩ることは、痛みの模倣なのではないか。

その疑問をテーマに、着飾る様々な少女像を展示いたします。

▼森崎里菜プロフィール

1991年生まれ。武蔵野美術大学卒業。着飾ること、傷つけること、痛いこと、美しいことについて、人体彫刻を制作中。

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2015/20151026b.html

 

 

「今、事の重大さに気付きました」~波磨茜也香展覧会特別インタビュー~

【波磨茜也香展覧会特別インタビュー】

ヴァニラ画廊にて2度目の個展を開催する波磨茜也香さんに、制作に関してお聞きいたしました。


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ヴァニラスタッフ・田口(以下、VST)今回のタイトルに付いて初めにお聞きできればと思います。「今、事の重大さに気付きました」

何か衝撃的なタイトルですが、個展のタイトルに付けたのは何か切羽詰っていたのでしょうか。

 

波磨(以下、波)

今年の3月に晴れて大学を卒業したのですが、まだ大学在学中にずっと先輩や先生から、

卒業した後の表現を「ほっぽり出される」と言われていたのですが、実感が全く無くて、

いざ自分が卒業してみると、その「ほっぽり出される」感覚が身に染みてわかったんです。

美術大学の特殊な環境や、学生の時は自分は「特別」という感覚があって、

絵を描く事は自信と誇りを持って描いていたんですが、社会に出るとあーただの人なんだなって。まだ卒業して間もないですが...。

その事に気が付きながら、焦りながらも、でも自分は絵を描かないと体が落ち着かないから、描き続けて生きていくわけなんですけれども。

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VST:その事の重大さに気が付いたわけですね。。

(波)気が付きながらも描き続けるのです。絵を描くのは生活の一部なので...。

 

VST:今回の個展では卒業制作から、卒業してからの作品を展示する形ですが、面白いシリーズ揃いですね。

(波)口内炎シリーズが一番新しい作品です。

6月頃にできた口内炎が痛くて痛くて、ちくしょうと思って自分のカメラで接写したんです。(笑)

それをパソコンで加工してみたらすごく綺麗で宇宙みたいだったんです。

 

VST口内炎がですか(笑)

(波)そう、口内炎がです。自分のインスタグラムに投稿もしましたよ。(笑)

VST:結構な衝撃画像ですよね。

(波)いや、でもこれがweb上で症例写真として、結構画像をアップしている人もいて、人それぞれで面白いのです。

口の中にできるものだから、他人にはその存在はわからないものなのですけれど、それが自分の作品に少し重なるような気がして。

毎日を楽しんでいるように見える可憐な女の子像の中に、色々な痛みとか苦しみとかを内包している感じでしょうか。

私自身も痛みながらも口内炎を楽しんでいる感じでした(笑)

VST:波磨さんの作品の中でも、内面と外面をテーマにした作品は多く見られますね。

(波)このシリーズは作品としては手探りで描きましたが、可憐な女性像の内面というのは、深く掘り下げたいテーマの一つです。

 

VST:他にも今回は色々なシリーズがありますが、波磨さんは色々な画像を収集して、その中の画像からインスパイアされて作品を描く事も多いとお聞きしました。

(波)その収集癖の原点は、思い返せば小学生の頃からなのですが、「モーニング娘。にはまったのがきっかけでした。

モー娘。に出会うまでは好きなものが周りに言えないくらい恥ずかしがり屋だったのですが、生まれて初めて自ら活動的に、ブロマイドや雑誌の切り抜き、写真集、新聞、漫画の切り抜きまで集め始めました。紙媒体のあらゆるものを集めて、初めてライブにも行って、ダフ屋が販売している公式ではないブロマイドは解像度が粗いとかも知りました(笑)

こんなに輝いていて可愛い女の子たちなのに、内面は外面と比例していないんだと感じたのもその頃です。

モー娘。って色々あったじゃないですか(笑)

 

その後、収集癖は少し収まるのですが、高校に入ってからはネットで画像を集め始めて...

 

VST:ネットの海は広大ですからね(笑)

(波)でもとある時期まではネットで集めた画像も自分でプリントしていたりしていました。(笑)

紙媒体のそこにある実感が嬉しくて収集していたので。

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VST:そうやって集め続けてきた女の子を描き続けているのですね。

(波)ただ、実際に集めた画像を見直すという事は実はあまり無くて、保存ボタンを押す瞬間までが最高に楽しくて、その後はどうでもよくなってしまうのです。だから今では脳内にスクラップしていく感覚ですね。

VST:その広大な脳内スクラップの中からどこかエッセンスを抽出して描く感じでしょうか。

(波)そうですね、そこに自分に起こった事柄も含めて描いていく感じです。

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VST:波磨さんの描く女の子たちは時としてグラビアっぽく感じるのはその収集癖からなのでしょうか。

(波)脳内スクラップからだと、男目線でも女目線でも無くて、集めている時、描いている時も含めて自分は全くの透明人間感覚なんです。

昔は憧れから、女性目線で女の辛さとかも描きこもうとしたこともあったのですが、いざ描いてみると性にあわないし自分にはないかなと。

女の子を描く事は解りやすく言うと、神視点から描いているような感じでしょうか。どこか遠くから見ているような感じです。

 

VST:だからこそ波磨さんの作品には、あっけらかんと突き放したような距離感と、それでいて女の子達のしっかり自立した目線の高さを感じるのかもしれません。

 

この展示にあわせてトークイベントも開催予定ですね。波磨さんのその収集癖の延長線上にあるインスタグラムの使い方を聞いて、都築響一さんが「間違ったインスタグラムの使い方だ!」と。(笑)今回は作品制作における画像収集からトークを広げていきたいとお聞きしました。少しさわりだけ聞かせて頂けますか?

(波)間違っているかな?(笑)インスタグラムは使ってみるととても面白くて...絶対的に笑顔の女の子の写真を追い求めている時に、

その中で、笑顔が群を抜いて可愛い女の子がいて、フォローせずに毎日ずっとハッシュタグを辿って検索掛けたりして、

そしたら彼氏が全然格好良くなくて(笑)毎日ストーキングしていると二人の日常が見えてきちゃう。そしてこちらでは脳内スクラップが始まるんです。

VST:間違った使い方です!(笑)

(波)それこそ先ほどのお話と一緒で、神視点で見ている感じです。

でも彼女の高校卒業を境に、彼女のインスタグラムの中から、彼氏の存在がどんどん薄くなっていって、二人の日常と彼女の生活が変わっていってしまうのが怖くて見なくなってしまいました。(笑)

 

VST:そうやって集めた画像がどのような形で制作に繋がるのか、波磨さんのiphone画像を投影しつつお聞きできると。

(波)都築さんがお隣にいて下さるから心強いです!

VST:間違ったインスタグラム講座ですね(笑)しかし、この新作と画像がオーバーラップして制作のお話を聞けるのはとても興味深いです。

(波)是非個展に足をお運び頂ければ幸いです。そしてトークショーも気負わずにお話したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

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'15/7/6 〜 7/18波磨茜也香展「今、事の重大さに気付きました」

 

初個展「私は非常に気分が良いです」を経ても尚、独断と偏見で妄想し制作し続ける波磨茜也香の第二回目の個展。

「学生」という肩書きが無くなって数ヶ月。自分の現状に気付いて無いようでやや気付き始めた波磨の独り善がりで大袈裟な私信。

妄想から生まれた毎日のびのびと健やかに過ごす少女達。

大判の油彩から音楽が聞こえてきそうな豊かなドローイングまで一同に展示をいたします。是非ご堪能下さい。

http://www.vanilla-gallery.com/archives/2015/20150706b.html

 

 

 

展覧会特別トークイベント 波磨茜也香×都築響一

 

「波磨茜也香 今日の一枚 ~毎日誰かに有難う~」

 

7月17日(金)19時〜20時 展

 

覧会室B 入場料1,500円(ワンドリンク付)

定員25名(予約制ではありません。当日お並び頂いた順にご入場頂きます。)

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